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冬場、窓ぎわから冷気が伝わってきて、部屋がとても寒いです。
窓ガラスに断熱フィルムを貼ろうかと思うのですが、実際に効果があるのか気になっています。
断熱ガラスには劣りますが、JIS規格もクリアした優良フィルムメーカの断熱フィルムであれば効果が期待できます!
以前、ある企業が「透明フィルムを窓ガラスに貼るだけで冷暖房効率が30%~40%アップ」と広告で謳い、断熱フィルムの販売をおこなっていたのですが、
これに対して消費者庁は「窓ガラス用フィルムの省エネ効果を示す表示内容に根拠がない」として措置命令を下した事例がありました。このような事例もあって、「断熱フィルムの効果に根拠はない」というような一部誤った見方がされています。
この事例の場合、何が問題だったかと言いますと、広告を見た消費者が、断熱フィルムを貼ればどんな環境や条件であっても「冷暖房効率が30%~40%アップ」の効果が期待できると誤解してしまう恐れと、30%~40%という効果の裏付けとなる合理的な根拠が十分に示されなかった事だと考えます。日本では広告等を表示する場合、景品表示法(景表法)などの法律により守るべき一定のルールがあるので「表示内容」には特に注意が必要なのです。
少し話が脱線してしまいましたが、ご安心ください!【YANO】が取り扱う大手ガラスフィルムメーカー(3M、サンゲツ、グラフィルなど)ではJIS規格に準じた性能評価がされており、数値に対する「根拠」も明確です。 断熱フィルムの断熱性能を知りたい場合でも「熱貫流率」や「遮蔽係数」といった指標で安心して確認・比較をすることができます。ただ性能の評価では一定の条件下のもとに行われている事です。実際に断熱フィルムを施工する環境や条件により、期待している断熱効果が得られることを保証するものではありません。
当店【矢野】では大手メーカーのガラスフィルムのみ取り扱っております!素材の性能が低いフィルムも多くありますので注意が必要です。
窓ガラスフィルムの大手メーカーであるサンゲツにて断熱フィルム(透明色)の効果の実証が公開されています。
【実験の条件】
・外気温:6℃
・暖房の設定温度:20℃
・天気:晴
・同社製品である「低反射エコリム70(GF1206)」を施工した窓と「未施工」の窓を比較した内容です。
・熱還流率:4.5
断熱フィルム(透明)を貼った窓は ⇒ 22℃
何も貼っていない未施工の窓は ⇒ 14.4℃
温度差は、、驚きの7.6℃!
一見ペラペラと頼りなく見えるガラスフィルムですが実はこの一枚にたくさんの技術が詰め込まれています(^^)/
窓ガラスフィルムの内部構造を見てみると何層にも重なっており、それぞれが重要な役割を担っています。特徴的なのは断熱フィルムには金属の薄膜を形成させたフィルム層があり、これが断熱や遮熱の効果を作りだしています。
金属膜を形成する方法は「スパッタリング」や「蒸着」などが用いられます。
下の図で記載している「スパッタフィルム」とよばれる箇所が金属膜を形成している層になります。
画像引用元:㈱タクミ 断熱遮熱フィルムの構造 https://film-takumi.com/insulation
この金属のフィルム層が、室内の暖かい熱を反射して、室外に逃げないように機能しています。
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